ケプラートラックを個人旅行で歩くための手引き



ケプラートラックを歩くための必要情報

ケプラートラック / Kepler Track の基本情報

     
  • ケプラートラックとは
  • 全長67km、2泊及び3泊で1周する周回コース。
    通常ラクスモアーハットとアイリスバーンハットに2泊してレインボーリーチで終了する2泊3日パターンが多い
  • ケプラートラックの特徴
  • このコースはなんと言っても山の稜線を歩くと言う事で他の人気のコースとはまた違った感じ。
    醍醐味溢れるコースと言うことで人気の高いコースです。
  • ケプラートラックを歩く際の注意点
  • ・山の稜線ルートと言うことで風の吹きさらしになる可能性がかなり高く、また高低差がかなりあるので天候や気温などにより天国にも地獄にもなります。
    ・毎年1月上旬ぐらいまでラクスモアー山頂は残雪が残り通行不可能な場合がある。事前にDOCに問い合わせ必要。
  • ケプラートラックの山小屋予約
  • このトラックはもともとミルフォードトラックが人気過剰の為作られたようなトラックなのでそのミルフォードトラックの山小屋予約が埋まった直後に予約が埋まり始める。
    一般のシーズン=10月下旬~4月下旬

ケプラートラックの歩く道のりや必要装備のことが分かる動画と高低差表

     
  • ケプラートラックのPDF版高低差表
  • ケプラートラックPDF版高低差表
  • ケプラートラックを歩く際の持ち物や 道のりの様子、天候条件も分かるNZ Mountain Safety Councel 作成の動画
  • DOC作成のケプラートラックの様子が分かる動画
  • ・ヘリからの空撮でラクスモアーハットから続く山の稜線のトラックの様子が見れます。
    ・このビデオを撮ったのが何月のことか分かりませんがこのトラックは全部雪化粧しています。こういうことは11月,12月,そして3月,4月にはありえます。ラクスモアーハットの朝の気温は-2度ということが分かるでしょう。
    ・このビデオを見て個人歩きでケプラートラックを歩いている人たちがどのような年齢層で、どんな服装で、そしてどのようなブーツで歩いているかも参考にすれば良いでしょう。
    ・ラクスモアーハットに泊まるとみんな必ず訪れる洞窟の様子がこの画像でよく分かるでしょう。
    ・ラクスモアーハットでは毎晩リビングルームはこんな感じの良い雰囲気の場になります。

ケプラートラックを個人ウォークで歩くのに必要な持ち物と山小屋の状況

     
  • ケプラートラックの行程上は基本的に通信圏外
  • スマホでの通信は3日間出来ない
    GPS電波は届く
  • トラックを歩くのに必要な持ち物
    • 3~4日間分の食料
    • 食器と調理器具
    • 3~4シーズン向け寝袋
    • 40~60リッタートレッキング用バックパック
    • 歩いているときの服、パンツ
    • 山小屋での服
    • レインジャケット&パンツ
    • トレッキングブーツ
  • 山小屋 / Hut の設備のあるものと無いもの
    • 各ベッドにはマットレスあり。
      =アンダーマット持参必要無し
    • キッチン&リビングルームには薪暖炉があるが、ベッドルームには無い。
    • ガスコンロ=ガスボンベ持参必要なし
    • 水洗トイレ=トイレットペーパー持参必要無し
      但し歩いている途中の簡易トイレのトイレットペーパーが切れているかもしれないので持参していてもいいかも。
    • キッチン、リビングルームは電灯があるがベッドルームには無い
      =ヘッドトーチは必要
    • 電気コンセントは無い
      =予備のバッテリーは必要かも
    • キッチン、ベッドルームは板張りの床、共有トイレは屋外の別棟にある
      =屋外も歩けるスリッパなどの山小屋用の履物を持参したほうがいい。
    • ごみ箱は無い=ごみは全て持ち帰ること!!

ケプラートラックトラックを個人ウォークで歩くまでにやらなきゃいけないこと

ケプラートラックの山小屋予約、料金、キャンセルチャージ

     
  • ケプラートラックの25-26シーズンは、
  • 2025年10月28日から2026年4月30日
  • ケプラートラック山小屋予約オンライン予約開始日と予約先
  • 2025年5月15日AM09:30
    オンライン予約サイトはこちら
  • ケプラートラック25/26シーズン山小屋料金(NZ以外からの参加者)
  • ラクスモアー、アイリスバーン、モトゥラウハット
    =NZ$132/大人一人
  • 山小屋予約のキャンセルチャージ
  • 予約完了後48時間以降宿泊初日の15日前まで=10%のキャンセルチャージ
    宿泊初日の14日前から2日前まで=20%のキャンセルチャージ
    宿泊初日の1日前から=100%のキャンセルチャージ

ケプラートラックの出入り口を決める


ケプラートラックの出入り口へのバス、ボートの交通手段の予約

  • トラックネット / Trfacknet
  • テアナウの町からケプラートラック駐車場までのバス
    レインボウ・リーチからテアナウの町までのバス
    クイーンズタウン発着のバスへの接続もある
  • トラックネットのバス。テアナウのDOC前

クイーンンズタウン、又はテアナウのホテルを個人手配、予約する。

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テアナウから
レインボウ・リーチまでの
ケプラートラック3日間の行程

ケプラートラック1日目

テアナウのDOC/Te Anau DOC
から
ラクスモアー・ハット/Luxmore Hut

  • 1.テ・アナウのフィヨルドランド国立公園本部(DOC)を起点にして私はケプラートラックを歩き始めました。
  • 2.テ・アナウから湖沿いを45分ほどで歩くと湖のコントロールゲートに到着。ここが本当の出発点。駐車場とシェルターがある。 
  • 3.ケプラートラック駐車場より国立公園の中に入り湖畔の森(ブナやシダ)の中を歩き始める。
  • 4.1時間半ほど平坦な森の中を歩くと、静かなブロッド・ベイに到着。ここで昼食。標高202m.これより湖とは離れ山道へと向かうことに。

テアナウのDOCオフィス

テアナウのDOCオフィス

ケプラートラック駐車場コントロールゲート

ケプラートラック駐車場
コントロールゲート

ブロッドベイまでの原生林の森の中のトラック

ブロッドベイまでの原生林の森の中のトラック

ブロッドベイ、テアナウ湖畔のビーチ

ブロッドベイ、テアナウ湖畔のビーチ


  • 5.山道は緩やかなものから次第にきつくもなるが何度か休憩をしながらひたすら登ること2時間~2時間半。
  • 6.そろそろ泣きが入ってくる 頃に森林限界線 (標高約1000m)に達する。ここまで登ってくると眼下にはテ・アナウの町が広がりホット一息。その後はタソックの広がる緩やかな登りをラクスモアーハットまで約50分程。 
  • 7.森林限界線を越えると日陰は全くなく日の射す午後はつらい道のりになる。このハットの立地は好天の際は最高で、夕焼け、星空、朝焼けがとっても素晴らしい。
  • 8.ハットに荷物を置いてハットの裏山に登って行くと洞窟があって誰もがここへとやってきます。ハットから往復で20分ほど。
森林限界線を越えてテアナウの町を見下ろす

森林限界線を越えてテアナウの町を見下ろす

ラクスモアーハットまでのトラックを見返す

ラクスモアーハットまでのトラックを見返す

ラクスモアーハット

ラクスモアーハット

ラクスモアーハットから歩いて行ける洞窟

ラクスモアーハットから歩いて行ける洞窟



ケプラートラック2日目

ラクスモアー・ハット/Luxmore Hut
から
ラクスモアー山頂/Luxmore Summit経由
アイリスバーン・ハット/Irisburn Hut


  • 11.2日目の道のりがこのトラックのハイライト。風の強い日や雨天の日は出発を遅らせるべき!まずハット出発後はラクスモアー山頂を目指し緩やかに登っていく。
  • 12.風の吹き抜ける稜線に達すると頂上への小道が見え、10分程頂上への道にそれて頂上到着。(標高1472m)
  • 13.本道から脇道にそれてラクスモア山頂までは往復で30分ほどの距離。
  • 14.本道に戻って、その後は登り下りを繰り返し2時間程ずーっと山の稜線を歩く。

ラクスモアー山へのトラック

ラクスモアー山へのトラック

ラクスモアー山頂からの眺望

ラクスモアー山頂からの眺望

ラクスモアー山頂からの眺望

ラクスモアー山頂からの眺望

山の稜線を歩くトラック

山の稜線を歩くトラック


  • 15.山の稜線のトラックを歩きながらも、晴天ならテアナウ湖の氷河谷を見下ろしながら歩ける絶景ルートになります。
  • 16.稜線の道のりには2カ所の避難所が有り、ラクスモアーハットからそれぞれ1時間間隔ぐらいにある。強風や視界不良の際は引き返すことも考えるべきです。
  • 17.2番目の避難所(ハンギングバレーシェルター;Hanging Valley Shelter)に到着したら休憩、軽い昼食。標高1390m。
  • 18.ここのトイレは崖っぷちにあって思わず写真を撮ってみました。NZで一番絶景スポットにあるトイレとして有名です。

テアナウ湖の氷河谷を見下ろす

テアナウ湖の氷河谷を見下ろす

シェルターまでの稜線のトラック

シェルターまでの稜線のトラック

ハンギングバレーシェルター

ハンギングバレーシェルター

NZ一の眺望が見れるトイレ

NZ一の眺望が見れるトイレ


  • 19.ハンギング・バレー・シェルターからアイリスバーンハットまではずっと下り。まず30分程木製の階段を下る。そこで森林限界線に達すると見晴らし台があり、それより森の中へ入っていく。
  • 20.森の中に入って行く前の下り坂は降りていく方向がずーっと見下ろせる道のりです。この森の中の下りはかなりきついジグザグの道のりで、多くの人が膝を痛める。
  • 21.森の中を降り始めて45分程で小川が見え始め、更に1時間ほどつらい下りを耐えるとアイリスバーン・ハットに到着。標高497m
  • 22.アイリスバーンハットに到着後はここも誰もが裏側にある素敵な滝を見に出かけます。

アイリスバーンハットまでの下りのトラック

アイリスバーンハットまでの下りのトラック

アイリスバーンハットまでの下りのトラック

アイリスバーンハットまでの下りのトラック

アイリスバーンハット

アイリスバーンハット

アイリスバーン・フォールス

アイリスバーン・フォールス



ケプラートラック3日目

アイリスバーン・ハット/Irisburn Hut
から
レインボウ・リーチ/Rainbow Reach


  • 25.この日の道のりはU字谷の森の中をゆっくりと下っていく。山小屋出発後少し小山を超えると湿原に出る。(ビッグ・スリップ)
  • 26.再び苔むしたブナの森の中に入り、アイリス・バーンと言う小川沿いを歩く事2時間程でロッキーポイントと言う避難小屋に到着。標高300m
  • 27.更に多少の起伏はあるが、下りの道を小川沿いに進む。この川はマナパオリ湖に濯ぎロッキーポイントから2時間ほどでこの湖岸が見えてくる。
  • 28.30分程素晴らしいマナパオリ湖岸沿いの道を行くとモトゥラウ・ハットに到着標高186m。この山小屋にて1泊してもいいけど、2泊3日で歩こうとするとここでは昼食を取ることになるでしょう。

Big Slipの湿原

Big Slipの湿原

アイリスバーン沿いのトラック

アイリスバーン沿いのトラック

ロッキーポイント・シェルター

ロッキーポイント・シェルター

モトゥラウ・ハット

モトゥラウ・ハット


  • 33.モトゥラウハットを出てから森の中を進み始め湖から離れ1時間半程歩くと、ワイアウ川に掛かる吊り橋に到着。レインボウ・リーチ
  • 34.レインボウ・リーチより更に10.9kmでこのトラックの出発点の駐車場/コントロールゲートまで歩くことが出来てケプラートラックを3泊4日で1周できる。 
レインボウ・リーチまでの原生林の森の中のトラック

レインボウ・リーチまでの原生林の森の中のトラック

レインボウ・リーチ

レインボウ・リーチ




ケプラートラックを個人ウォークで歩くのに参考になる現地情報
マップ、天気予報、インスタグラム

ケプラートラック、テアナウの町から3日~4日間のグーグルマップ


ケプラートラックを歩く前に一度は見ておくべきソーシャル・イメージ

  • ケプラートラックを
    グーグルマップ・
    ストリートビューで見る

  • インスタグラム #keplertrack

  • インスタグラム #keplertrackでの投稿

ケプラートラックでの天気予報、天候記録を知る

  • ラクスモアーハットの
    6日間の天気予報

  • NIWAのラクスモアーハット1085mでの天気予報
  • ラクスモアーハットでの
    10月~4月での
    最高気温、月間平均最高気温
    最低気温、雨天の月間日数

  • DOCによるラクスモアーハットでの過去の天候記録

NZブリーズのケプラートラック出入口、テアナウ、マウントクックへのチャーター車送迎サービス

 
出発地/経由地/到着地所要時間料金/
1~3名参加での総額
クイーンズタウン市内及び
クイーンズタウン空港から
テアナウ
2時間半$300
テアナウから
クイーンズタウン市内及び
クイーンズタウン空港
2時間半$300
クイーンズタウンから
マウントクック
3時間半$420
クイーンズタウンから
マウントクックへの往復
マウントクックで4~6時間の
自由時間を持つことが可能
9月~4月
ご希望に沿います$460
クイーンズタウンから
マウントクック経由テカポへ
マウントクックで3~5時間の
自由時間を持つことも可能
5時間~$580