レベル:体力に自信のある人向き
ハーミテージホテルから約3.5km/片道 標高差
: 約600m
マウントクック村、ハーミテージホテルから往復4-5時間
マウントクックキャンプ場から往復3-4時間
マウントクックには今年も日本からたくさんのハイカーが訪れるシーズンが始まっています。マウントクックリリーなどの高原植物が咲き始める季節ということもあって11月からマウントクックのハイキングコースにはたくさんの人が朝から歩きに出かける姿が見られるようになります。
マウントクックの麓にあるいくつかのハイキングコースではフッカーバレーを歩くコースがほとんど平坦な道で、いろいろと見どころ的なスポットも様々出てくるので一番人気が高いコースですが、急斜面を登り続けるコースというのもあります。昨日の11月12日にこのセアリーターンウォークというトラックを歩いてきました。
日本でとりあえず山歩きは登ることだ!、その達成感に満足度を求める山歩き愛好者にはこのセアリーターンはお勧めです。このコースは氷河が削り通り過ぎた後の切り立った岩壁をひたすら上り続けるコースです。その目的地であるセアリーターンからは晴れていたらマウントクックの雄姿が正面に拝めますし、目の前にはマウントセフトンの山肌に垂れ下がるような懸垂氷河の姿が迫りくるように見晴らせる ところです。そして眼下に広がるミューラー氷河湖などのパノラマの景色はきつい斜面を登ってきたことへのご褒美に十分値するものです。
この山道も昨年整備が大々的に施され、一般の人が安全に上り下りできるようになっています。ただし急斜面の道のりは全く以前と変わらず同じ道のりですが、ほとんどの行程は階段状になっています。この階段がとても急な角度のもので、それが延々続くと思って下さい。登っているときは延々と続くと思われると思いますが、30分は軽く階段を上り続けることになるでしょう。そして帰路はこの階段を降りてくることになるので普段あまり階段を使わない人は膝が笑い出すと思います。
このセアリーターンウォークの道のりはマウントクックの村からでも歩いて行けますが、キャンプ場からだと片道およそ2km。この2kmの距離の中、出発点のキャンプ場のあたりの標高が760mでセアリーターンの標高が1320mということなので標高差560mを上り下りします。キャンプ場からは通常3時間半ほど、マウントクック村からだと4時間半ほどの時間で往復可能ですからマウントクックに訪れ、日ごろなまった体に少し鞭打ちたい人には半日で楽しめるハイキングコースです。
キャンプ場を離れた後は全く水飲み場もなく、日影がないトラックなので、晴れている日に上る人は特に大量の水と日焼け止めを持参されることをお勧めします。
セアリー・ターン・トラックへのキャンプ場入口
セアリーターンは左、ケアポイントは右。分岐点
階段が出てきたらこの後は延々と急な登りです。
セアリーターンまで急階段の登りが続きます。
晴れてると途中からこんな絶景が振り返ると見れます。
マウントクックとは逆側はマウントクック村が遠くに見下ろせます。
セアリーターンとはこの小さな水たまりのこと。これも氷河地形の一種です。
下りもこの急な階段を降りて行きます。
出発/到着地 | 経由地 | 出発/到着地 | 所要時間 | 料金 /1~3名 |
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クイーンズタウン市内,空港 | マウントクック | 3時間半 | $460 | |
クイーンズタウン | マウントクック 3~5時間の自由時間を 持つことも可能 | テカポ | 5時間~ | $580 |
マウントクック | クライストチャーチ | 4時間半 | $880 | |
マウントクック | モエラキ・ボールダーズ | ダニーデン | 5時間 | 要問い合わせ |
テカポ | マウントクック 3~5時間の自由時間を 持つことも可能 | クイーンズタウン | 5時間~ | $580 |
テアナウ | マウントクック | 6時間半 | 要問い合わせ | |
ルートバーン・シェルター | クイーンズタウン | マウントクック | 5時間 | 要問い合わせ |