マウントクックキャンプ場/セアリーターン;約1時間20分
セアリーターン/ミューラー・ハット;約2時間
ミューラーハット/マウント・オリビエ;30分
ミューラーハットからマウントクック村への下山;3時間
マウントクック村からミューラーハットまで;
約5.2km/標高差約1000m
快晴に恵まれた朝、車でマウントクック村に向かう。村に入る前に今日登る山が村の裏手にしっかりと見れる。村のDOCでミューラー・ハットの宿泊手続きを行い、村から少し離れたキャンプ場まで車で向かう。ここは一般的に人気のフッカーバレーへのハイキングの出発点でもある。
駐車場から20分ほどで山肌の上り口に差し掛かる。ここからはひたすら登り。しかもほとんど山の斜面をまっすぐと登るよう急斜面。しかしセアリーターンまでの登り道は階段状になっている。登り始めるとすぐに振り返ったところでマウントクックの雄姿が見られるようになる。麓から30分ほど登るとそれまで山肌で見ることが出来なかった斜面の左側(マウントクック村方面)の眺望も拝めるようになり疲れが吹き飛ぶ。この道のりにも多くのマウンテン・デイジーが咲き乱れていてこれまた気分が和む。
麓からはちょうど1時間で山の上にある小さな湖(セアリーターン)に到着。ここからの眺望も素晴らしい。ここで一休み。
セアリーターンからの道のりはオレンジ色の三角の標識、またはポールを頼りにタソックが生い茂る斜面を登ることになる。足場はかなり悪くなり道のり自体も分かりにくくなる。しかし目指す尾根はとりあえずまっすぐと見上げるところだと分かる。途中に見られる花も標高の高いところで咲く花が多くなる。それにしてもここはまったく日陰を見つけることは出来ない。
再び登りはじめてから45分ほどで斜面の状況が変わり岩場と変わる。始めは大きな岩の上を登るがすぐに瓦礫の足場になりこれが足を乗せるとズルズルと崩れる、とても登りづらい斜面になる。翌日ここを降りてくるのだがこの斜面は降りるほうが難しい。この斜面を15分ほど奮闘するとやっと峰の部分に到着。ここまでくると目の前にミューラー氷河が急な山肌にへばりつくような姿が見渡せるようになり、思わず感嘆の声を上げてしまう。
とてもすごい景色が目の前に広がることになるが、これまでこの峰のせいで遮られていた山肌を駆け上ってくる風を一気に浴びることになる。この峰からハットまでは尾根伝いに緩やかな斜面を行く。しかし足元は大きな岩の上。オレンジのポール標識を頼りに歩く。マウントクック村側の斜面を見下ろすことが出来るが風に飛ばされてこの尾根から落ちていくことも十分考えられる。セアリーターンから歩き始めて1時間半ほどできれいなミューラーハットに到着。
マウントクックキャンプ場から出発
セアリーターンまで急な階段の登り
セアリ-ターンまで延々と続く急な登り
セアリーターン
セアリーターンからミューラーハットへ
タソック生い茂る中の登り道
振り返るとセアリーターンとマウントクック
途中岩場をよじ登るようなところもある。
大岩群の中のルート。オレンジポールが道標
がれ場の登り。この右上に峰が見える
峰に到着。この辺りですでに1800m
峰の裏側のマウントセフトンが迫り来る。
峰の裏側の岩石群の中のルート
前方にハットの姿が。この辺りは起伏は無い。
眼下に広がるマウントクック方面の景観
マウントクック村&プカキ湖方角も見晴らせます。
ミューラーハット/夏のシーズンは管理人駐在
素敵なロケーションのミューラーハット
ミューラー氷河上流方面も見晴らせます。
Mtオリビエに登ると更に絶景が広がります。
ミューラーハット外観屋外の小さな小屋がトイレ
ハット内リビングルーム暖房設備は無い
キッチンにはガスコンロはあるが屋外に水道がある
ベッドルーム男女相部屋荷物置きの棚あり
リビングルームから夕焼けに映えるマウントクックも見れます。