07’1月17日
今日はフィヨルドランド国立公園の中でもあまり人がやってこないけどすごい景色が気軽に
楽しめるところを紹介します。
テ・アナウの街からシーニック道路である99号線を一時間ほど南下したところにモノワイ湖と言う
氷河湖があります。この湖の周辺にはいくつかトレッキングコースがあって今日はそのうちの
エルドリック・ピークへのコースに行ってきました。
国道からそれて6kmほど行くと未舗装道路になりその上には大きな送電線が現れます。この
送電線はマナパオリ湖にある地下水力発電所の電気をインバカーギルにあるアルミニウム
精錬所までに送る為に1960年代に作られたもので、この送電線を引くのに作られた道路が
ボーランドロードという国立公園の中を行く未舗装道路です。
この送電線が見えてくると今日目指す山がその前方に見えてきます。そしてこの道路は途中
ボーランドロッジというキャンプ場のところでゲートに差し掛かります。この先は雨が非常に多く
土砂崩れが頻繁にあり、道が険しいことからゲートのところでCloseのサインが出てると一般
車両は入らないほうがいい道になります。
しかし今日の目指す山へのルート入り口はゲートから10分ほど入ったところになります。ここ
からまずは4WD車両用の道をすでに原生林となっている森の中を歩いていくと15分ほどで
本格的に森の中に入っていくことになります。
このあたりの森はまだ標高が低いせいかとても種類が豊富の樹木の森の中になり、低木など
も多く、その幹などにはびっしりと苔が付き、足元も細くてぬかるみもありルートという感じの道です。
しかしこの森の中の道案内で打たれているオレンジ色のマーカーが非常にたくさん打たれて
いてとても分かりやすいところです。枝葉が密集した細い山道ですが意外とずんずん登って
いけます。そして30分ほどで森が途切れる大岩の見晴らしに出ます。ここから振り返っても
すでに眼下に樹海となってこれまでの道のりが見渡せます。そしてさらに登っていく山肌も
前方に見上げることが出来ます。
しかしこの森を抜けたところから山肌はタソックなどの草が生い茂る急な斜面に変わり、
湿地帯などもあり、また日陰がなくなることからつらい山道になります。標識もスノーポールと
言うオレンジ色の鉄の支柱に代わり、これがまたその間隔が非常に距離があるものに変わる為
どっちの方向に行ったらいいのか戸惑ってしまいます。
しかし実際この道のり、目指すのは標高の高いところというだけなのでどこを通ってもいい感じ
です。このポールは帰り道が分かればいいだけだと思います。
そしてタソックの広がる山肌を30分ほどがんばって登っていくとそれまで頂上と思っていた
ところが実は更に奥になだらかな斜面で続くことが分かります。この場所ところでも一大パノラマ
が広がるのを堪能できるのですが、その先には不思議な光景が広がるのを見つけることが
出来ると思います。
この山の上には花崗岩の巨石が白い砂浜のような中に広がるところがあります。すでに
そこまでにも大きな岩が点在していて、そしてなぜか川の流れなどによって作られる穴が
空いている大岩が見られとても不思議な気持ちになります。
この白砂の巨石群のところまでも30分ほど登っていくその草むらの中にはきれいな白い花
を咲かすデイジーもたくさん見られます。そしてこの巨石郡の向こう側にやっとマナパオリに
続く大渓谷が見渡せるようになります。
実際のこの山の頂上は左側にそびえていて更に30-40分ほどがんばればその頂にも
行けそうな感じでしたが、今日はこの辺りまで十分満足。引き返すことにしました。この日は
平日ではありましたが、このボーランドロードに見かけた車両は一台のみ。そしてこのルート
では誰一人とも会うことなく、自分の足音、息ずかいと小鳥の声だけが聞こえ、大自然の
絶景を独り占め、満喫できた気がしました。
この先の景色はまたボーランドロードの奥まで入って楽しめるようなのでそれは次回の
楽しみに残しておくことにしました。
この場所は見所が次から次に出てきてとても面白いお勧めのルートとなりました。